いらっしゃいませ♪ PART2
前の「いらっしゃいませ♪」のコメが20近くになりましたので、新しい記事にしました。
遊びにいらしてくださった方、どの記事にコメントしたらいいのかわからない場合に、こちらにコメント残してくださると嬉しいです^^
では、よろしくお願いします!
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★★★★☆
prologue
今回の「僕」は、「クリタジンロウ」らしい。
これまでの「僕」(カンナミ・クサナギ)と違って、少し人間的な香りがする。
スカイ・クロラで、カンナミはクリタの後任になる。
どういういきさつで、クリタの命が奪われたのか。
さて、読んでみよう。
今度も、今までのように、新しい世界が広がるのだろう。
今回、明かされる謎はなんだ?
episode 1: outside loop
クリタは、不思議なヤツだ。
どんなヤツなのか、まだわからない。
クサナギのように、何かに固執するわけでもなく、トキタのように気楽に生きているわけでもなく(トキタが気楽に生きているというのは、私感だけれど、見損なっているのかもしれない)。
クサナギに幼い頃があったんだなと思わせるエピソードがひとつ。
幼なじみがいるそうだ。
ただの幼なじみ?
そこにも少し引っかかりを感じる。
自分はただ飛びたいだけなのに、昇進してしまったため、飛ぶ以外の仕事をこなさなければならない、みすみす部下を死に追いやらなければならない状況に我慢が出来なくなってきているクサナギ。
それを知ってしまったクリタ。
この先の展開は?
それにクサナギはまだこだわっている。ティーチャに。
それのみに執着している気もする。
そう思うと、クリタは何にも執着していないな。
生きることにも、死ぬことにも。
それって、楽しい?
そう聞いても、
何故楽しくなければならない?と聞き返されそうだ(苦笑)
episode 2: immelmann turn
クリタは感情的になるということがないのだろうか。何を聞いても、体験しても、不思議なくらい冷静だ。
クサナギと幼なじみの女性、サガラ。彼女からクサナギに関する秘密をほのめかされたときでさえ冷静だった。自分の家への帰る方法の心配をしていたくらいだから。
クサナギは激昂することがあった。
ティーチャとの戦いを反故にされたとき。
クリタはそういう気持ちは持たない。
クリタが普通の女性だと、キルドレでもなく、戦闘員でもなく、ただの穏やかな普通の女性だと思っていたサガラ。
彼女は科学者だったのか...。
サガラとキルドレの関係。
クサナギとサガラとの関係。
いろんなことが表面化してくる。
そんな気がしてきた。
スカイ・クロラでの話を思い出す。
クサナギとクリタの関係。
そこへ向かう伏線なのか?
フーコの役割はなんなんだろうね。
クリタに「人間」を理解させること?
「人間」の普通の感覚。「死を恐れる」とか「昔にかえってやり直したい」とか。
クリタには理解できないらしい。
クリタの運命はどうなっていくのだろう...。
episode 3: flat spin
クサナギとクリタ。
全く関係のないはずの二人を結びつけたのはサガラ。
いや...。クリタ自身なのか。
クリタには何か人に影響を与えるものを持っているのかもしれない。それはクリタがあまりにも無感情に見えるからなのかも。
しかし、クリタは変わった。
いや、違う。気づいたんだ。
今までは気づいていなかっただけ。
クリタだって「愛情」を捧げる対象がなかったわけではなかった。
でも恐らく、それに気づくのが遅すぎたような気がする。
残念だ。
まだ残念がるのは早い?
スカイ・クロラで語られたクリタとクサナギの関係。
あれはちょっとした行き違いなのか?
クサナギとクリタ。
最後はどうなる?
必ずこの次の章で最後がやってくる。
そんな気がして仕方がない。
しかし誰が思いついたのだろう。
キルドレ。
誰が作り上げたのだろう。
何故?
何故、必要だったのだろう。
必然性がよくわからない。
最後まで読めば、納得はできなくても理解はできるだろうか。
episode 4: roling circle & epilogue
前章の最後にクサナギの身代わりとなって負傷したクリタ。
戦線から離れ、療養所へと移る。
クリタは感情的にならないという私の見方は間違っていたらしい。一番人間的なのがクリタだった。
人間的な考えを持ちながら、キルドレとしての宿命も背負う。
自分の中で両方の気持ちを整理できずにもがいている。
飛べないことをなにより嫌うはずのキルドレの中で、クリタは地上にいる安心感を覚えてしまった。他のキルドレにはなかったタイプだ。
傷が癒えた頃、戦線へ復帰。
久々のフライト。久々の戦い。
キルドレ達は戦いを聖戦と思っている。
飛べないことをなによりも恐れる。
クリタもやはりキルドレだった。
飛んでみて改めて気づく。
空にいない自分は価値がない。
死んだも同然。
何故、戦うのか。
それが相手への敬愛の印だからだ。
戦わずして背を向けるのは相手に失礼だと思っている。
地上で命令するだけの大人達の飾り言葉なんていらない。そんなもので戦いを正当化するのは受け入れられない。
この戦いでも負傷したクリタ。
今度は前よりひどい傷を負ったようだ。
クリタが花束を持って会いに行こうと考える。
誰に? どこに?
それは、クリタにしかわからない。
いや、クリタにもわからない。
次巻に答えは出てくるのか...。
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オンライン書店ビーケーワンの今月の書評に、「よい獣医さんはどこにいる」が選ばれました~♪
3,000ポイントもゲットしちゃって、嬉しすぎたので、ブログでも自慢しちゃお♪と、書き込みです^^
これからも、みなさんに楽しんでいただけるレビューを書いていけるように、精進します!
とりあえずのご報告でした^^
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文庫版の「ファウスト」を読む前に、概略でも知っておこうと思って、まんがで読破シリーズの「ファウスト」を手にした。
なるほど、こんな物語だったのか...。
まんがになっているためだと思うが、それほど哲学的な部分というのは感じられない。逆に俗っぽい感じだ。ファウストが実に人間的だと感じた。
神と悪魔。
確かに人間が作り出したものである。
自分たちで作り上げたものが原因で争いを起こす。
人間とは、それほど愚かなもの。
現代の争いは、もっと醜い。
欲・利害が絡みあって、さらに愚かしい。
あらゆる学問を究めることなど、人間にできるものだろうか。
「学問」自体を作り上げているのが人間なのだから、どこかで限界を決めてしまえば可能なのだろう。自分は「○○学」を極めたと思う者は、自分でその限界を決めてしまっているのではないだろうか。
様々な学問は、本当に極めようとすればするほど、自分の無力さを感じる、あるいは自分はまだまだ極めきれないと感じるものなのではないか。無限の可能性が世界には溢れているのだろうと思う。
哲学・法学・神学・医学。これらを極めても、自分自身が満たされなければ、何もならない。
何も極めていなくても、自分自身が満たされていると感じているのであれば、それは素晴らしいことだと思う。
ファウストは、正しい道を選んだのだろうか...。
===============
私はこのまんがの原書を読んでいない。解説書等の類も読んでいない。私の本書に対する知識は、このまんがに描かれていることのみである。なので、全然筋違いな解釈をしている可能性もある。
もし、この作品についてよい解説等があるのならば読んでみたいとは思う。
また、原書を読んでいないため、漫画との比較ができず、★による評価はできないと判断した
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★★★☆☆
「本が好き!」から献本いただきました。
読みながら、そして読み終わって思うのは、この本に小・中学生の頃に出逢いたかったということだった。その頃に出逢っていたら、ドキドキワクワクしながら読めたのに。
かといって、大人になった今、読んでも楽しめないわけではない。非常にスリリングな冒険ミステリだった。
友人の叔母の家で起こる様々な幽霊事件。そこへ父の誘拐事件が加わっていく。主人公ナンシーにとっては、落ち着く暇もないほどの出来事が次々と起こるのだ。
それなのに、ナンシーは見事に次から次へと難題を解決していく。その爽快なことといったらない。
序盤は少しスロースタートだったが、中盤からラストに向かうまで、息つく暇もなく事件が起こり、それが面白いように解決されていく。
正直、少し上手く行き過ぎかな?という点もなきにしもあらず。警察や弁護士、いろんな人々がみんなナンシーのお手伝いをしてくれる。その辺りも、少し違和感を覚えた。
表紙の絵をみて、ナンシーというのはティーンになったばかりの少女かと思っていたが、そうではないようだ。自分で車を運転したりしているところを見ると、二十歳前後かな?
読んでいても今ひとつ主人公の年齢設定が見えてこなくて、感情移入しづらく、そこが少し難点だった。
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★★★★☆
prologue & episode 1:side slip
ここでも「僕」は「クサナギ」。
二機対五機の戦いで、不利かと思える戦いに、クサナギは交戦を選択。味方を一人失ったものの、相手の五機は全て墜とした。
しかし、最後に残った敵の一人はキルドレではなく大人のパイロットだったのだ。ここで、大人の執念を見せつけられた。自身も怪我を負う。
そこで、入院することになったクサナギ。
クサナギは入院は不要だと主張するも、これも「大人の事情」というヤツなのか、受け入れられなかった。
この病院でクサナギはカンナミと出逢う。
カンナミって、あのカンナミ?!
「スカイ・クロラ」で語り部となっていた「僕」=「カンナミ」。
これは意外。素直にそう受け取っていいのだろうか。
入院の原因となった戦いは、クサナギに対して大きなダメージを与えたようだ。身体的ダメージではなく、精神的ダメージ。
たばこを吸いながら思う。
けむりのように自由になれればいいな、と。
この世にとどまっていると、自由は得られない。
消えていくその瞬間に、ものは自由になる。
厭世的なクサナギの姿が見えるようだ。
小さなか細い身体で、大きなモノと戦わざるを得ないクサナギ。
結局は大人たちに何かを演じさせられてる訳で、それは操られていることと一緒。
それに満足できる?
クサナギも少しは大人になったのか?
いや、大人になったというより、面倒くさくなったのだろうな。反発することに。
episode 2:stall turn
クサナギが客寄せパンダになったように思えた。
記者会見でスポットライトを浴びせられ、いくつもの質問に応え、それに素直に従っていたクサナギ。
特に反発する気持ちも持っていないのだろう。だから厭世的だというのだ。
クサナギが以前失った仲間ヒガサワの弟が登場。これから何らかの関わりを持ってくるのかどうかは不明。ただ、ヒガサワの名を聞く度にクサナギの心が揺らぐのは仕方ないことだろう。過去の経緯を思えば。
そしてカンナミ。
パイロットたちの講習会にクサナギが講師として壇上に立つことになるのだが、その生徒の中にカンナミがいた。
やはりクサナギとカンナミ。ただの関係では終わりそうにない。
ちらりとだが、クサナギの幼少の頃のシーンが登場。
意外な母親のもとで育ったようだ。
普通の女の子として生きていけたら、クサナギはどんな少女になったんだろう。やはり、クラスの中で一人浮いている雰囲気を持った少女だっただろうか。優秀なくせに誰とも勝負をしようとしない。ただ、自分だけがいる世界に閉じこもっている。そんな少女になっただろうか。
そんな少女は、大人になったらどうなっていくのだろう。
それとも、やはりキルドレであるという宿命が彼女をそういう性格に育て上げたんだろうか。
クサナギの上司、大人の女性であるカイは、普通の大人だ。競争心も持っているし、悔しさも知っている。
それにしても、文章をもってして空間を生み出す著者の力はすごい。その空間の持つ雰囲気、スピード感を思う存分楽しめる。読んでいて映像が浮かんでくるのだ。具体的にではないけれど、何となく。
episode 3:snap roll
久々にかつての上司「ティーチャ」に出逢ったクサナギ。
周りから見て、それとわかるほど舞い上がっている彼女。
珍しいことではある。
しかも、一緒に空を飛べるというのだ。
これ以上に嬉しいことがあろうか。
しかしこの戦いは、政治的策略、あるいは企業の広報に利用するためのものだった。市街地の空の上で、腕の立つパイロットが乗った2機が戦う。驚くような話ではない。今までの戦いだってそうだったのだ。戦争のための戦争。
パイロットがキルドレだから、民間人は騒がないだけ。血を流すのは自分たちではないから。
戦いは退屈を紛らわすショーなのだ。
そうであってもクサナギは嬉しかった。
もう一度ティーチャと空で踊れる。
恐らくどちらかが倒れるまで踊り続けるのであろう。
しかし...。
クサナギたちが戦っている理由がそんなモノだったとは。
クサナギと話したジャーナリストの言葉を借りれば、
「一部の特別な人間だけに戦わせて、それによって民衆の捌け口を用意する。そうしたうえで、今の平和が築かれている。
戦うことに反発するエネルギィを、その一カ所に集める。しかも、それは政治の枠組みの外にある。
また、戦う者に感情移入させることで、反社会的な破壊行為への動機を抑制できる。」
そのために利用されているのがキルドレだ。
同じ人間だったら、民衆が黙っていないだろう。
キルドレならば、歳をとらない。老化しない。
平和に過ごせば、いつまでも死なないで居られる。
だからなんなんだ。だから殺し合いをさせてもいいのか?
政治に利用されたり、企業に利用されたりして殺されていいものか?
そんなことはないだろう。
仕組まれた戦いの中でクサナギたちは生きている。
そして、彼らは空を飛ぶことを止められないのだ。止めるくらいなら死んでしまいたいというだろう。空を飛んでいるときだけ、自分自身でいられる。そういう風に作り上げられたのだ。
それはそうと、ティーチャとの戦いでも、クサナギは冷静でいられるだろうか。この戦いはいつもの高い空の空中戦とは異なる低空飛行で行われる戦いだ。民衆が見物しやすいように。より楽しませるために...。
やはり、納得いかない世界だ 。
episode 4: low pass & epilogue
いったい何だったんだ。
命を落としても構わないほどの覚悟をもって望んだティーチャとの戦い。クサナギの覚悟が裏切られた。
このとき、クサナギは初めてはっきりと、大人たちの、そして人間の醜さ、狡さを感じただろう。
どこにぶつけて良いのかわからないほどの怒り。
ほおっておいたら自爆しそうなほどの怒り。
そして、それを静められたのは、ティーチャしかいなかった。
空中戦の緊張感は、さすが。
専門用語はわからないが、すごい技術戦であることが行間から読み取れる。著者の力のすごさだ。
クサナギとティーチャとの戦い。
永遠に続くのか。
本書の半分近くのページを占める章であったが、あっという間に読み終えた。クサナギとティーチャの戦いの展開が早すぎて、読み手であるこちらがページをめくる手もつられて早くなってしまうのだ。
今までで一番緊張感を感じた章であった。
次作へと引き継がれた物語。
展開が楽しみだ。
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★★★★☆
「スカイ・クロラ」シリーズの2冊目。
ただし、このシリーズを時系列に並べたときには、一番最初にくるべきなのは本書だ。
episode 1:gride
確かにこれがこのシリーズの初めなんだ。
「スカイ・クロラ」での「僕」である「カンナミ」の上司であった「クサナギ」が「僕」として登場している。
「スカイ・クロラ」では、謎の多い人物であった「クサナギ」。
暗い過去を一人で背負っているような人物であった。
その理由が明らかにされていくのか、それはまだわからない。
ただ、2人の「僕」は似ている。
それも2人を関連づけて考えさせるファクターのひとつかも。
2人は、ただの上司と部下ではない。
それは前作を読んでそう感じた。
過去に何かがあったんだ。
それは一体なんだったのだろう。
ますます面白くなってきた。
episode 2:loop
新しい地へ赴任してからの初めての戦いらしい戦い。
それに乗り慣れた散香(戦闘機の機種名)で戦える。
クサナギは珍しく心が浮揚していたらしい。
クサナギは、地上にいると何だか苦しそうだな。まるで水からあがったペンギンが、ヨチヨチと歩きづらそうにしているように。水の中では、スイスイ泳げるのにね。
クサナギもそう。空に居るときはスイスイ思い通りに動ける。地上に帰ると、歩くことさえ、いや呼吸することさえ苦しそうだ。
戦闘機と一体になって、思うように動き回っているクサナギは、楽しそう。たぶん、敵に撃たれて墜ちたとしても、それを楽しんでいるような気がする。
整備士の笹倉以外、同じ基地の仲間たちと不自然なほど距離を取るクサナギ。「人間」が嫌いなのかな。自分も含めて。自分を完結させたいのにどうしたらいいのかわからない。そんな風に見えて仕方がない。
こんなクサナギを変えてしまう何かが今後起きるはずだ。
一体何がクサナギを変えてしまうのだろう。楽しみだ。
episode 3:stall
初めて「クリタ」の名が出た。
「スカイ・クロラ」で「カンナミ」の前任者の名だ。
ここでクサナギとクリタが出逢うのか...。
クサナギの疑問。
自分たちは普通じゃないのか?
クサナギいわく、自分たちは普通の大人にはなれないけれど、普通の子供であると。
「普通」があるから「普通じゃないもの」ができる。
じゃ、「普通」ってなんなんだってことになる。
自分たちが作り出した
「大人にならない子供たち」
「戦うために生み出した子供たち」
それを自分たちとは違うものとして特別視する。
考えてみれば、勝手な話だ。
チームの一人が戦いで死んでしまう。
このことが思いの外、クサナギに大きな影響を与えたようだ。
いつも冷静な、というより投げやりなクサナギが動揺している。
その結果...。
なるほど、そういうことだったのか。
それともこれから先の展開でそうなるのか。
クリタとクサナギとの関係も気になる。
何があった?
何が起こった?
知りたい。
じゃ、次の章へ進んでみるしかないか。
episode 4:turn & epilogue
クサナギにとって、そしてその上司であるティーチャにとって、大きなターニングポイントだったのかもしれない出来事が起きた。
いや、すでに起きていた。
ただそれが発覚しただけ。それを確認しただけ。
「キルドレ」
戦うためだけに生み出された「子供」。大人にならない、老化しない、いつまでも「子供」。
それを興味深く、物珍しげに観る輩が居る。無神経な質問を「上品ぶって」投げかける輩が居る。
それに腹を立てるほど、クサナギは「子供」ではなかった。
一体なんのために戦っているのだろう。
何故、自然に生まれた子供ではいけなかったのだろう。何故、人工的に作り出されたモノではなくてはならなかったのだろう。
空にしか逃げ場所がない子供を作ってしまう。矛盾を抱えた子供を増やしてしまう。
それは大人たちのエゴではないのか。
矛盾を抱えたまま生きている子供は、きっと正常な心のバランスがとれなくなり、やがて自滅していくかもしれない。
全てが、クレイジーな世界だ。
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★★★☆☆
本書の舞台は、戦場?
主人公は戦闘機のパイロット。
時には人を殺し、冷静に上司に報告したあと、その手で食事をし、ボウリングもする。
本書の裏にはこんな文句が。
「戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供」
そう、大人にならない子供のパイロットの話だ。
「スカイ・クロラシリーズ」が参加しているSNSで話題になっているということと、著者のS&Mシリーズがちょい好みに合うということで、読み始めたものの、どんな世界なのかサッパリわからないというのが正直な感想。
でも、なぜか画像は頭に浮かんでくる。
近未来的な世界。恐らく舞台は日本。
prologue
episode 1:cowling
episode 2:canopy
サッパリわからない世界。謎だらけの世界。
いつになったら謎は解ける?
スカイ・クロラを読み終えれば解ける?
謎が多すぎるけれど、謎は謎のままでもいいんじゃないかとも思う。
スカイ・クロラから読むのは、順番としてはOKなのかな?
時系列ではスカイ・クロラが最後らしいけれど...?
でも、読み続けてみよう。
何かを掴むまで。
episode 3:fillet
さて、ここまでで約半分超ってとこかな。何となく話は見えてきた。
少しずつ少しずつ。薄皮をはぐように、実が見えてくる。
なかなかこういうのも悪くない。
この本だけでは完結しないと思っているせいか、心は2冊目に向かっている。
さて、まずはこれを読み終えねば。
episode 4:spinner
ちょっとずつ、ちょっとずつ、ホントにちょっとずつ緊張感が高まってくる。
触れてはいけないところに触れつつあるのかな?
残すはepisode 5 と epilogue だけ。
この話はどこで着地するのだろう。
興味がどんどん沸いてくる。
登場人物の背景もほとんどわからないまま最終章を向かおうとしている。
ちゃんと着地するんだろうか。
episode 5:spoiler、epilogue
終わった...という気持ち。
全編を通して、何とも言えない張り詰めた空気が漂う。誰かがプチッと穴を開けたら爆発しそうな緊張感。
いつかは爆発してしまうのだろうか。
彼らはなんのために飛んでいるのだろう。
彼らは自分の心に沸いてくる疑問を、矛盾を、どのように消化していくのだろう。
本書はシリーズ5冊のうちの1冊。
そして、時系列に並べると最後の物語になるらしい。
では踏みだそう。本来の始まりの世界「ナ・バ・テア」へ。
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臨床心理学者の著者が書いた本書。「こころ」のいろんな問題について、55の処方箋が書かれている。なんだか私には「心のあやし方」を書いているように思えた。心が駄々をこね始めたとき、こんな風に考えてみれば?と問いかけているように思えたのだ。
全編にわたって書かれているのは、100%なんてない、絶対なんてない、もっと良い意味で緩くていいんじゃないの?ということだ。
一番始めに書かれているのは「人のこころなどわかるはずがない」。
親や兄弟だって、伴侶だって、まして他人の心療内科の医師だって、私のこころはわからない。私自身だってわからないんだから。
じゃ、どうすればいいの?
そのヒントが55編の中に散りばめられている。わからなくても、こうしてみれば?ああしてみれば?と試してみればいいのだ。
一番最初から順番よく読む本ではない。だから、ちょっと心が疲れたなとか、何だか上手くいかないな、なんて時にパラパラっとめくってみると、フッと心が軽くなるかもしれない。
いつも手に取れる位置に置いておきたい一冊だ。
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★★★★☆
かめのてさんのレビューを読んで、面白そうだったので即購入。
さて、笑わせていただこうかとページをめくったが、なんのなんの知らないことがわんさかあることに気づいた。
普段使っている言葉の意味や、いろいろなものの単位はなんなのか、おかしな敬語など。
アルバイトをしている学生さんたちもいるわけで、そういう場合、変なバイト言葉が刷り込まれたりすることもあるようだ。こりゃ問題だな。
もちろん笑わせてくれる箇所もわんさかある。
任侠映画に魅せられたフランス人のマダム。
黒沢映画に魅せられたスウェーデン人の女性。
日本語を話そうとすると、映画で覚えた言葉になっちゃう。
この方々に「普通の日本語」を教えるのは大変だろうなぁ...(苦笑)
フランス人のマダムは「私のことは”姐さん”と呼んでください」とおっしゃったそうだ。
所々にコラムがあるが、基本的には全て漫画。だからサクッと読めてしまう。
しかも値段が1,000円未満というのが感動!
改めて日本語を見直す機会を得るために、みなさんも一読してみてはいかがだろう?
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著者:坂本徹也
★★★★★
本書の「はじめに」から引用したいと思う。
****引用開始*****
この本は、解説書でもハウツウ本でもなく、ルポタージュです。
*************
著者がいろんな分野のプロと呼ばれる方々にインタビューしてまとめてはいるけれど、こうしなさいという文はひとつもない。いろんな意見を聞いて、自分の家族である犬・猫に対してどうしてやるのかを決めるのは一緒に暮らしている飼い主自身なのだ。
本書は4つの章からなる。
第1章 あなたのペットは病んでいる?
ペットは人間と言葉を交わせるわけではない。彼らが何らかの身体の異常を感じたとき、必ず飼い主に対してメッセージを送っているはずである。毎日、共に暮らし、身体を撫でるなどコミュニケーションを取っていれば気づく。
観察力が大事。ただ何となく毎日を暮らすわけではなく、今日はどこか痛めていないだろうか、食欲はあるだろうか、そんなことを考えながら接していくことが大切だと、私は思った。
動物病院に連れて行ったときに、適切に症状を医者に伝えることができるだろうか。これは大切なことである。
どんな病気も早期に発見し、適切に対処すれば、障害は最小限に抑えることができるだろう。
ペットの健康に責任を持つ。ペットを家に迎えようとする人は、是非覚えておいていただきたい。
第2章 一体何を食べさせればいいの?
この章は一番、不安を感じながら読み進めた。ドッグフードの質の悪さ。それは散々言われてきたことである。開封して数ヶ月経っても腐敗することのないドライフード。どれだけの人工保存料が入っているのだろう。
手作りの食事を、といっても、そこまで手をかけられないのが現実だ。今は手作りの食事を通信販売している店もある。しかし、費用がかかる。自分の楽しみを削ってそれをまかなえるのであれば、そうする。しかし、生活までも圧迫させるほどの費用はかけられない。多くの飼い主の方が悩んでいるところであろうと思う。
これから先、ペットフードの安全基準が守られるような体制が整うことを祈るのみである。
第3章 ブリーディングが病気をつくる。
私はペットショップ反対派である。犬や猫に値段をつけることには反対だ。ただそれは、金儲け目当ての悪質なブリーダーがいるからという理由からである。
本書を読んで、ブリーディングがいかに難しいことか、沢山の知識が必要なことか、よくわかった。なのに、ただ金儲けのためだけに、なんの知識も無いくせにブリーディングする人間もいる。それが許せないのだ。
ペットショップの小さな部屋に閉じこめられている犬たちを見ると、切なくなる。人の目にさらされるのもかなりのプレッシャーだ。それに生まれてから3ヶ月くらいまでは母犬や兄弟と一緒にいて、今後生きていくために必要な知識を学ぶ時期なのだ。それなのに、2ヶ月足らずの子犬を販売したりしている。この子たちは上手く犬として生きていけるのだろうか...。
欧米ではペットショップで犬や猫を買うことはできないそうである。ブリーダーから飼い主として認められて初めて家族を迎えることができるのだ。日本は愛玩動物に対する接し方については、かなりの後進国だ。
第4章 問題行動はペットのSOS
ムダ吠え、咬みつく、トイレを覚えない、そんな問題行動。ただ躾ができていないだけではない場合があると言うことを初めて知った。
犬もうつ病になることがあるらしい。本来ならば母犬や兄弟と一緒にいるべきだった時期に無理矢理引き離された犬。そして、ただ小さな箱の中で人目にさらされた日々を送った犬。心に病を持っても不思議ではないと思う。
正しく犬を観察し、必要ならば獣医師やカウンセラー等に相談すること。誤った認識で悪癖を治そうとすると、さらにひどい結果になることもあるらしいので、注意が必要だ。
今、私は1匹の犬と一緒に暮らしている。この子は老犬で、あと数年を待たずして逝ってしまうだろう。
その後、また動物を迎えることは恐らくないと思う。一緒に暮らして、その子を100%幸せにしてあげる自信がないのだ。これまで天国に見送った犬たちも、本当に私のところにきて幸せだったのだろうかと、今でも気になる。
今から動物を迎えようとしている方々には、いろいろと勉強した上で迎えて欲しいと思う。
この本はそのヒントをたくさん与えてくれるだろう。
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田辺聖子氏の「むかし・あけぼの」を読んでから、私は清少納言と定子中宮のファンになった。逆に紫式部をちょっと嫌いになったりした。しかし、源氏物語は面白い。当然、著者の「あさきゆめみし」も大好きである。
本書はコミック文庫である。
表題の「春はあけぼの殺人事件」は、闊達で物怖じしない清少納言らしい物語だ。
あるとき、一条天皇の母、女院のいる梨壺に鬼が現れるという噂がたち始めた。鬼だの幽霊だのを信じない清少納言は鋭い観察力で鬼の正体を暴いてみせる。
「さすが!清少納言!」とかけ声のひとつもかけてみたくなるほどの活躍。
定子中宮も一条天皇も美しく、散りゆく直前の華やかさを感じた。
同時に収録されているのは「レディミツコ」
時は明治。商家の娘である光子は、オーストリアの伯爵ハインリッヒと恋に落ちる。国境も人種も越えた恋である。なんの壁もないはずがない。いろんな人間からの嫌がらせや、想いが通じない悲しみ。
こちらは実話を元に描かれた作品。
両作品とも、読み応えのある作品である。
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マリー・アントワネットの生涯
著者:藤本ひとみ
★☆☆☆☆
映画にもなったマリー・アントワネット。
その映画を観て、マリー・アントワネットに興味を持って、この本を手にした。
で、がっかりした。
著者はマリー・アントワネットが嫌いなんだろうなぁ。本の中ではすっごく悪賢く立ち回るしたたかな女性として書かれている。いいところはひとつもないよ~的な書き方だ。
映画を観ていて、マリー・アントワネットは政治的なことには手を染めてないのかなぁと思っていたのだけれど、結構、あれこれ策を練って動き回っているみたいだ。ここに書かれているのが本当であれば、ね。
読んでいて、最初っから何だか違和感があって、読みにくい文体に辟易していたんだけれど、なんとか半分以上は読んで、最後の4分の1くらいを残して投げ出してしまった。
申し訳ない!
これ以上は読めません...。
私とは合わなかったけれど、合う方もいらっしゃるかと思う。いろんな写真や肖像画など、豊富に載っているので、それを見るのもいいかもしれない。ただ、そのために686円(+税金)を払ってもよければ。
私は他のマリー・アントワネットを捜す旅に出ます...。
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