アクロイドを殺したのはだれか
アクロイドを殺したのはだれか
著者:ピエール バイヤール(Pierre Bayard)
訳者:大浦 康介
★★☆☆☆
作者であるクリスティが示した推理に異議を申し立てた本書。
果たして、ポワロの推理には、どのような穴があって、真犯人は誰だというのか。
それに興味を惹かれて読み始めたものの...。
難しい。非常に難しいのである。
今回は初読ということもあったせいかもしれないが、とにかく難しい。
途中で投げ出そうかと、何度も思った。
ほとんどが心理学に関する考察で占められているのだから。
そりゃ、そうしなきゃポワロの推理が妄想だなんて結論が導けないんだろうけれど。
辛いなりにもなんとか無理矢理に読み通したが、途中は何が書いてあったか思い出せない(苦笑)。
だが、この本が打ち出した真犯人説は、これまた爽快。気に入った。
確かにポワロが指摘した犯人には、ポワロが推理した犯行方法だと、準備時間がなさ過ぎだ。
性格上の問題もおっしゃるとおりでございますという感じ。
それよりはまだ、こちらの「真犯人」の方が納得できるかもしれない。
もう少ししてから再読してみよう(時間が許せば...)。
その後には★の数も増えるかもしれない。
そのためにはもう少し勉強が必要かもな...。
本書では、クリスティの他の作品も考察材料として挙げられている。
もちろんトリックや犯人についても述べられているので、クリスティの全作品を読まれた後に、本書を手に取られることをお薦めする。
くれぐれも材料となっている「アクロイド殺し」を読む前には、読んではいけない。
当たり前だが...。
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