019)森博嗣

2009/09/12

クレィドゥ・ザ・スカイ

クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky
著者:森博嗣
★★★★☆

最後にやられた!って感じだ。

今まで、「スカイ・クロラ」「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘヴン」「フラッタ・リンツ・ライフ」と読み進めてきて、これが一応シリーズ最後の一冊だった。
当然、ここで決着がつくものだと思ってた。

だけどこのシリーズは違う。
最後の一冊を読み終わったあとに、無性にシリーズの最初から読み直したくなる。最後の一冊が一番謎が多いからだ。
今まで自分が何気なく読み過ごしてきたところがあったのでは?、気にも留めずに読み流したところがあったのでは?、思いこみで読んでいたところがあったのでは?という疑問が胸の中で渦巻く。

まさか最後でこんなに悩まされるとは思わなかった。
まず、主人公(語り部)であるはずの「僕」が誰なのかわからないのだ。最初は、あいつだと思って読んでいた。しかし読み進めていくうち、そうだとするとつじつまの合わないところが出てくる。じゃ、あいつなのかと思うと、それも違う気がする。そういった風に、誰が語っているのかさえわからないのだ。

最後に読者に爆弾を投げた作者。
受け止めて解いてやろうじゃないの、その謎を。
しかし、その一方で解かなくてもいい謎なのかもしれないと思ったりする。
彼らキルドレにとって、自分が誰か、誰として扱われるのかなんて関係ないのだろうから。空を飛び、敵と美しい飛行ダンスを踊っていられれば、それに一番幸せを感じる彼らなのだろうから。
彼らに名前をつけたがるのは、周りの大人達だ。それと読んでいる私たちか。

今は迷っている。
次に「スカイ・イクリプス―Sky Eclipse」を先に読むか、それともシリーズを読み直すか...。

解き甲斐のある謎が満載のシリーズであることは間違いない。
解いてみないとわからないが、恐らく疑問を解いたあとも満足させてくれる解答が待っているんだろう。
期待している。

しかし、謎は解けなくても、この物語なら許せる気がする。新しい世界へとのめり込ませてくれたのだから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/11

フラッタ・リンツ・ライフ


フラッタ・リンツ・ライフ(中公文庫)

Amazonで購入
書評/SF&ファンタジー

★★★★☆

prologue

今回の「僕」は、「クリタジンロウ」らしい。
これまでの「僕」(カンナミ・クサナギ)と違って、少し人間的な香りがする。
スカイ・クロラで、カンナミはクリタの後任になる。
どういういきさつで、クリタの命が奪われたのか。
さて、読んでみよう。
今度も、今までのように、新しい世界が広がるのだろう。

今回、明かされる謎はなんだ?

episode 1: outside loop

クリタは、不思議なヤツだ。
どんなヤツなのか、まだわからない。
クサナギのように、何かに固執するわけでもなく、トキタのように気楽に生きているわけでもなく(トキタが気楽に生きているというのは、私感だけれど、見損なっているのかもしれない)。

クサナギに幼い頃があったんだなと思わせるエピソードがひとつ。
幼なじみがいるそうだ。
ただの幼なじみ?
そこにも少し引っかかりを感じる。

自分はただ飛びたいだけなのに、昇進してしまったため、飛ぶ以外の仕事をこなさなければならない、みすみす部下を死に追いやらなければならない状況に我慢が出来なくなってきているクサナギ。
それを知ってしまったクリタ。
この先の展開は?

それにクサナギはまだこだわっている。ティーチャに。
それのみに執着している気もする。

そう思うと、クリタは何にも執着していないな。
生きることにも、死ぬことにも。
それって、楽しい?
そう聞いても、
何故楽しくなければならない?と聞き返されそうだ(苦笑)

episode 2: immelmann turn

クリタは感情的になるということがないのだろうか。何を聞いても、体験しても、不思議なくらい冷静だ。
クサナギと幼なじみの女性、サガラ。彼女からクサナギに関する秘密をほのめかされたときでさえ冷静だった。自分の家への帰る方法の心配をしていたくらいだから。

クサナギは激昂することがあった。
ティーチャとの戦いを反故にされたとき。
クリタはそういう気持ちは持たない。

クリタが普通の女性だと、キルドレでもなく、戦闘員でもなく、ただの穏やかな普通の女性だと思っていたサガラ。
彼女は科学者だったのか...。
サガラとキルドレの関係。
クサナギとサガラとの関係。
いろんなことが表面化してくる。
そんな気がしてきた。

スカイ・クロラでの話を思い出す。
クサナギとクリタの関係。
そこへ向かう伏線なのか?

フーコの役割はなんなんだろうね。
クリタに「人間」を理解させること?
「人間」の普通の感覚。「死を恐れる」とか「昔にかえってやり直したい」とか。
クリタには理解できないらしい。

クリタの運命はどうなっていくのだろう...。

episode 3: flat spin

クサナギとクリタ。
全く関係のないはずの二人を結びつけたのはサガラ。
いや...。クリタ自身なのか。
クリタには何か人に影響を与えるものを持っているのかもしれない。それはクリタがあまりにも無感情に見えるからなのかも。

しかし、クリタは変わった。
いや、違う。気づいたんだ。
今までは気づいていなかっただけ。
クリタだって「愛情」を捧げる対象がなかったわけではなかった。
でも恐らく、それに気づくのが遅すぎたような気がする。
残念だ。
まだ残念がるのは早い?

スカイ・クロラで語られたクリタとクサナギの関係。
あれはちょっとした行き違いなのか?

クサナギとクリタ。
最後はどうなる?
必ずこの次の章で最後がやってくる。
そんな気がして仕方がない。

しかし誰が思いついたのだろう。
キルドレ。
誰が作り上げたのだろう。
何故?
何故、必要だったのだろう。
必然性がよくわからない。
最後まで読めば、納得はできなくても理解はできるだろうか。

episode 4: roling circle & epilogue

前章の最後にクサナギの身代わりとなって負傷したクリタ。
戦線から離れ、療養所へと移る。
クリタは感情的にならないという私の見方は間違っていたらしい。一番人間的なのがクリタだった。
人間的な考えを持ちながら、キルドレとしての宿命も背負う。
自分の中で両方の気持ちを整理できずにもがいている。
飛べないことをなにより嫌うはずのキルドレの中で、クリタは地上にいる安心感を覚えてしまった。他のキルドレにはなかったタイプだ。

傷が癒えた頃、戦線へ復帰。
久々のフライト。久々の戦い。
キルドレ達は戦いを聖戦と思っている。
飛べないことをなによりも恐れる。
クリタもやはりキルドレだった。
飛んでみて改めて気づく。
空にいない自分は価値がない。
死んだも同然。

何故、戦うのか。
それが相手への敬愛の印だからだ。
戦わずして背を向けるのは相手に失礼だと思っている。
地上で命令するだけの大人達の飾り言葉なんていらない。そんなもので戦いを正当化するのは受け入れられない。

この戦いでも負傷したクリタ。
今度は前よりひどい傷を負ったようだ。
クリタが花束を持って会いに行こうと考える。
誰に? どこに?
それは、クリタにしかわからない。
いや、クリタにもわからない。

次巻に答えは出てくるのか...。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/01

ダウン・ツ・ヘヴン


ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)

Amazonで購入
書評/SF&ファンタジー

★★★★☆

prologue & episode 1:side slip

ここでも「僕」は「クサナギ」。
二機対五機の戦いで、不利かと思える戦いに、クサナギは交戦を選択。味方を一人失ったものの、相手の五機は全て墜とした。
しかし、最後に残った敵の一人はキルドレではなく大人のパイロットだったのだ。ここで、大人の執念を見せつけられた。自身も怪我を負う。

そこで、入院することになったクサナギ。
クサナギは入院は不要だと主張するも、これも「大人の事情」というヤツなのか、受け入れられなかった。

この病院でクサナギはカンナミと出逢う。
カンナミって、あのカンナミ?!
「スカイ・クロラ」で語り部となっていた「僕」=「カンナミ」。
これは意外。素直にそう受け取っていいのだろうか。

入院の原因となった戦いは、クサナギに対して大きなダメージを与えたようだ。身体的ダメージではなく、精神的ダメージ。
たばこを吸いながら思う。
けむりのように自由になれればいいな、と。
この世にとどまっていると、自由は得られない。
消えていくその瞬間に、ものは自由になる。

厭世的なクサナギの姿が見えるようだ。
小さなか細い身体で、大きなモノと戦わざるを得ないクサナギ。
結局は大人たちに何かを演じさせられてる訳で、それは操られていることと一緒。
それに満足できる?
クサナギも少しは大人になったのか?
いや、大人になったというより、面倒くさくなったのだろうな。反発することに。

episode 2:stall turn

クサナギが客寄せパンダになったように思えた。
記者会見でスポットライトを浴びせられ、いくつもの質問に応え、それに素直に従っていたクサナギ。
特に反発する気持ちも持っていないのだろう。だから厭世的だというのだ。

クサナギが以前失った仲間ヒガサワの弟が登場。これから何らかの関わりを持ってくるのかどうかは不明。ただ、ヒガサワの名を聞く度にクサナギの心が揺らぐのは仕方ないことだろう。過去の経緯を思えば。

そしてカンナミ。
パイロットたちの講習会にクサナギが講師として壇上に立つことになるのだが、その生徒の中にカンナミがいた。
やはりクサナギとカンナミ。ただの関係では終わりそうにない。

ちらりとだが、クサナギの幼少の頃のシーンが登場。
意外な母親のもとで育ったようだ。

普通の女の子として生きていけたら、クサナギはどんな少女になったんだろう。やはり、クラスの中で一人浮いている雰囲気を持った少女だっただろうか。優秀なくせに誰とも勝負をしようとしない。ただ、自分だけがいる世界に閉じこもっている。そんな少女になっただろうか。
そんな少女は、大人になったらどうなっていくのだろう。
それとも、やはりキルドレであるという宿命が彼女をそういう性格に育て上げたんだろうか。
クサナギの上司、大人の女性であるカイは、普通の大人だ。競争心も持っているし、悔しさも知っている。

それにしても、文章をもってして空間を生み出す著者の力はすごい。その空間の持つ雰囲気、スピード感を思う存分楽しめる。読んでいて映像が浮かんでくるのだ。具体的にではないけれど、何となく。

episode 3:snap roll

久々にかつての上司「ティーチャ」に出逢ったクサナギ。
周りから見て、それとわかるほど舞い上がっている彼女。
珍しいことではある。
しかも、一緒に空を飛べるというのだ。
これ以上に嬉しいことがあろうか。

しかしこの戦いは、政治的策略、あるいは企業の広報に利用するためのものだった。市街地の空の上で、腕の立つパイロットが乗った2機が戦う。驚くような話ではない。今までの戦いだってそうだったのだ。戦争のための戦争。
パイロットがキルドレだから、民間人は騒がないだけ。血を流すのは自分たちではないから。
戦いは退屈を紛らわすショーなのだ。

そうであってもクサナギは嬉しかった。
もう一度ティーチャと空で踊れる。
恐らくどちらかが倒れるまで踊り続けるのであろう。

しかし...。
クサナギたちが戦っている理由がそんなモノだったとは。
クサナギと話したジャーナリストの言葉を借りれば、
「一部の特別な人間だけに戦わせて、それによって民衆の捌け口を用意する。そうしたうえで、今の平和が築かれている。
戦うことに反発するエネルギィを、その一カ所に集める。しかも、それは政治の枠組みの外にある。
また、戦う者に感情移入させることで、反社会的な破壊行為への動機を抑制できる。」

そのために利用されているのがキルドレだ。
同じ人間だったら、民衆が黙っていないだろう。
キルドレならば、歳をとらない。老化しない。
平和に過ごせば、いつまでも死なないで居られる。

だからなんなんだ。だから殺し合いをさせてもいいのか?
政治に利用されたり、企業に利用されたりして殺されていいものか?
そんなことはないだろう。

仕組まれた戦いの中でクサナギたちは生きている。
そして、彼らは空を飛ぶことを止められないのだ。止めるくらいなら死んでしまいたいというだろう。空を飛んでいるときだけ、自分自身でいられる。そういう風に作り上げられたのだ。

それはそうと、ティーチャとの戦いでも、クサナギは冷静でいられるだろうか。この戦いはいつもの高い空の空中戦とは異なる低空飛行で行われる戦いだ。民衆が見物しやすいように。より楽しませるために...。
やはり、納得いかない世界だ 。

episode 4: low pass & epilogue

いったい何だったんだ。
命を落としても構わないほどの覚悟をもって望んだティーチャとの戦い。クサナギの覚悟が裏切られた。
このとき、クサナギは初めてはっきりと、大人たちの、そして人間の醜さ、狡さを感じただろう。
どこにぶつけて良いのかわからないほどの怒り。
ほおっておいたら自爆しそうなほどの怒り。
そして、それを静められたのは、ティーチャしかいなかった。

空中戦の緊張感は、さすが。
専門用語はわからないが、すごい技術戦であることが行間から読み取れる。著者の力のすごさだ。

クサナギとティーチャとの戦い。
永遠に続くのか。

本書の半分近くのページを占める章であったが、あっという間に読み終えた。クサナギとティーチャの戦いの展開が早すぎて、読み手であるこちらがページをめくる手もつられて早くなってしまうのだ。
今までで一番緊張感を感じた章であった。

次作へと引き継がれた物語。
展開が楽しみだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/06/26

ナ・バ・テア


ナ・バ・テア (中公文庫)

Amazonで購入
書評/SF&ファンタジー

★★★★☆

「スカイ・クロラ」シリーズの2冊目。
ただし、このシリーズを時系列に並べたときには、一番最初にくるべきなのは本書だ。


episode 1:gride

確かにこれがこのシリーズの初めなんだ。
「スカイ・クロラ」での「僕」である「カンナミ」の上司であった「クサナギ」が「僕」として登場している。

「スカイ・クロラ」では、謎の多い人物であった「クサナギ」。
暗い過去を一人で背負っているような人物であった。
その理由が明らかにされていくのか、それはまだわからない。

ただ、2人の「僕」は似ている。
それも2人を関連づけて考えさせるファクターのひとつかも。
2人は、ただの上司と部下ではない。
それは前作を読んでそう感じた。
過去に何かがあったんだ。
それは一体なんだったのだろう。

ますます面白くなってきた。

episode 2:loop

新しい地へ赴任してからの初めての戦いらしい戦い。
それに乗り慣れた散香(戦闘機の機種名)で戦える。
クサナギは珍しく心が浮揚していたらしい。

クサナギは、地上にいると何だか苦しそうだな。まるで水からあがったペンギンが、ヨチヨチと歩きづらそうにしているように。水の中では、スイスイ泳げるのにね。
クサナギもそう。空に居るときはスイスイ思い通りに動ける。地上に帰ると、歩くことさえ、いや呼吸することさえ苦しそうだ。

戦闘機と一体になって、思うように動き回っているクサナギは、楽しそう。たぶん、敵に撃たれて墜ちたとしても、それを楽しんでいるような気がする。

整備士の笹倉以外、同じ基地の仲間たちと不自然なほど距離を取るクサナギ。「人間」が嫌いなのかな。自分も含めて。自分を完結させたいのにどうしたらいいのかわからない。そんな風に見えて仕方がない。

こんなクサナギを変えてしまう何かが今後起きるはずだ。
一体何がクサナギを変えてしまうのだろう。楽しみだ。

episode 3:stall

初めて「クリタ」の名が出た。
「スカイ・クロラ」で「カンナミ」の前任者の名だ。
ここでクサナギとクリタが出逢うのか...。

クサナギの疑問。
自分たちは普通じゃないのか?
クサナギいわく、自分たちは普通の大人にはなれないけれど、普通の子供であると。

「普通」があるから「普通じゃないもの」ができる。
じゃ、「普通」ってなんなんだってことになる。

自分たちが作り出した
「大人にならない子供たち」
「戦うために生み出した子供たち」
それを自分たちとは違うものとして特別視する。
考えてみれば、勝手な話だ。

チームの一人が戦いで死んでしまう。
このことが思いの外、クサナギに大きな影響を与えたようだ。
いつも冷静な、というより投げやりなクサナギが動揺している。
その結果...。

なるほど、そういうことだったのか。
それともこれから先の展開でそうなるのか。

クリタとクサナギとの関係も気になる。
何があった?
何が起こった?
知りたい。

じゃ、次の章へ進んでみるしかないか。

episode 4:turn & epilogue

クサナギにとって、そしてその上司であるティーチャにとって、大きなターニングポイントだったのかもしれない出来事が起きた。
いや、すでに起きていた。
ただそれが発覚しただけ。それを確認しただけ。

「キルドレ」
戦うためだけに生み出された「子供」。大人にならない、老化しない、いつまでも「子供」。
それを興味深く、物珍しげに観る輩が居る。無神経な質問を「上品ぶって」投げかける輩が居る。
それに腹を立てるほど、クサナギは「子供」ではなかった。

一体なんのために戦っているのだろう。
何故、自然に生まれた子供ではいけなかったのだろう。何故、人工的に作り出されたモノではなくてはならなかったのだろう。

空にしか逃げ場所がない子供を作ってしまう。矛盾を抱えた子供を増やしてしまう。
それは大人たちのエゴではないのか。

矛盾を抱えたまま生きている子供は、きっと正常な心のバランスがとれなくなり、やがて自滅していくかもしれない。

全てが、クレイジーな世界だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/06/22

スカイ・クロラ


スカイ・クロラ (中公文庫)

Amazonで購入
書評/ミステリ・サスペンス

★★★☆☆

本書の舞台は、戦場?
主人公は戦闘機のパイロット。
時には人を殺し、冷静に上司に報告したあと、その手で食事をし、ボウリングもする。

本書の裏にはこんな文句が。
「戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供」
そう、大人にならない子供のパイロットの話だ。

「スカイ・クロラシリーズ」が参加しているSNSで話題になっているということと、著者のS&Mシリーズがちょい好みに合うということで、読み始めたものの、どんな世界なのかサッパリわからないというのが正直な感想。
でも、なぜか画像は頭に浮かんでくる。
近未来的な世界。恐らく舞台は日本。

prologue
episode 1:cowling
episode 2:canopy

サッパリわからない世界。謎だらけの世界。
いつになったら謎は解ける?
スカイ・クロラを読み終えれば解ける?
謎が多すぎるけれど、謎は謎のままでもいいんじゃないかとも思う。

スカイ・クロラから読むのは、順番としてはOKなのかな?
時系列ではスカイ・クロラが最後らしいけれど...?

でも、読み続けてみよう。
何かを掴むまで。

episode 3:fillet

さて、ここまでで約半分超ってとこかな。何となく話は見えてきた。
少しずつ少しずつ。薄皮をはぐように、実が見えてくる。
なかなかこういうのも悪くない。

この本だけでは完結しないと思っているせいか、心は2冊目に向かっている。
さて、まずはこれを読み終えねば。

episode 4:spinner

ちょっとずつ、ちょっとずつ、ホントにちょっとずつ緊張感が高まってくる。
触れてはいけないところに触れつつあるのかな?
残すはepisode 5 と epilogue だけ。
この話はどこで着地するのだろう。
興味がどんどん沸いてくる。
登場人物の背景もほとんどわからないまま最終章を向かおうとしている。
ちゃんと着地するんだろうか。

episode 5:spoiler、epilogue

終わった...という気持ち。
全編を通して、何とも言えない張り詰めた空気が漂う。誰かがプチッと穴を開けたら爆発しそうな緊張感。
いつかは爆発してしまうのだろうか。

彼らはなんのために飛んでいるのだろう。
彼らは自分の心に沸いてくる疑問を、矛盾を、どのように消化していくのだろう。

本書はシリーズ5冊のうちの1冊。
そして、時系列に並べると最後の物語になるらしい。

では踏みだそう。本来の始まりの世界「ナ・バ・テア」へ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)