123)日本語・言葉

2009/06/15

日本人の知らない日本語


日本人の知らない日本語

Amazonで購入
書評/サブカルチャー

★★★★☆

かめのてさんのレビューを読んで、面白そうだったので即購入。
さて、笑わせていただこうかとページをめくったが、なんのなんの知らないことがわんさかあることに気づいた。
普段使っている言葉の意味や、いろいろなものの単位はなんなのか、おかしな敬語など。
アルバイトをしている学生さんたちもいるわけで、そういう場合、変なバイト言葉が刷り込まれたりすることもあるようだ。こりゃ問題だな。

もちろん笑わせてくれる箇所もわんさかある。
任侠映画に魅せられたフランス人のマダム。
黒沢映画に魅せられたスウェーデン人の女性。
日本語を話そうとすると、映画で覚えた言葉になっちゃう。
この方々に「普通の日本語」を教えるのは大変だろうなぁ...(苦笑)
フランス人のマダムは「私のことは”姐さん”と呼んでください」とおっしゃったそうだ。

所々にコラムがあるが、基本的には全て漫画。だからサクッと読めてしまう。
しかも値段が1,000円未満というのが感動!
改めて日本語を見直す機会を得るために、みなさんも一読してみてはいかがだろう?

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2009/01/12

騙されるな!偽装する日本語90

騙されるな! 偽装する日本語90
著者:吉野秀
★★☆☆☆

タイトル買いしてみたものの、ちょっと失敗したかな。
これまで読んだ本と、大差ない内容だった。

第1章 このペテン語にきをつけろ!
ここでは、いわゆるオトナ語に、上手く切り返そうということが述べられている。
たとえば、「誤解を承知で話すと...」という言葉の裏は「別に誤解されても構わないんだけれど」と言うことになるらしい。聞き手の冷静さを失わせようとするものであるという。
なので、その術中にはまらぬよう、落ち着いた様子で「いえいえ、きちんとお伺いいたしますよ」とにこやかに応対する。決して言い返さず、話が終わったら「いくつか確認してもいいですか」とここでもニコリ。

第2章 横文字言葉にご用心
ここでは、現在のビジネス界に氾濫するカタカナ語について、チクリ。
本当に意味がわかって使ってるのか?という人への対応法がいくつか紹介されている。
ま、私も知らない言葉が出てきたので、少し勉強になったな。

第3章 重複言葉はマヌケに見えるぞ
いわゆる「馬から落ちて落馬する」的な言葉を、知らないうちに使っていないですか?と注意を諭している。
たとえば「違和感を感じる」「最後のトリ」「今の現状」など...。
ちょっとおかしな日本語だよね~。

第4章 自分をバカに見せる軽率フレーズ
これは「若者言葉」に対するものかな。または「アルバイト言葉」とか。
「~みたいな」「~の方になります」「やっぱし」「何気に」など。

第5章 誤用言葉もご用心
この章では、よく使われている慣用句の誤りについて述べられている。
「おっとり刀で駆けつける」。のんびりとやってくる、のように思っている人はいないだろうか?
取るものもとりあえず、駆けつけることをいうのだ。

ただ一つ、ここで述べられている言葉で引っかかるのがある。
「とんでもないです」を誤りとし、「とんでもございません」を正しいとしているのである。
「とんでもない」の「ない」は、「とんでも」と切り離せるものではなかったと記憶しているが...。
「きたない」という言葉を「きたある」と言わないのと同時に、「とんでもない」は、これだけで一つの形容詞となっているはずなのだ。
なので、「とんでもないです」を誤りとするならば、正解は「とんでもないことでございます」となる。
誰か、著者につっこんでみてもらえないだろうか。
私にはそんな勇気はございませんので(苦笑)

という感じで5つの章にわけて、日本語にありがちなフレーズにチャチャを入れている感じ。
最後の章で、安倍元総理、福田前総理の辞任会見文を、著者が添削しているので、なるほど文字にしてみると、なかなか性格が表れていて面白いなと思った。

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2008/12/22

話術!虎の穴

話術!虎の穴―現役アナウンサーが明かすトークのネタ帖
著者:三橋泰介
★★★☆☆

Amazonでタイトル買いした本。
レビューも5つ星ばかりだったので、期待していたのだが、何となく、星3つ...。

とてもわかりやすい文章で書かれていて、1時間くらいで読める。消化吸収が早くできる本だ。
具体的なトークのコツが紹介されていて「芸能人の○○さんが、こういった。これは、これはコレコレこういう意味で、だからこうなのだ」といった例がいくつも出てくる。テレビなどでなじみのある人を例えに説明しているので、興味深くもあるし、記憶にも残りやすい。

しかし、やはり何となく期待はずれなんだよなぁ...。理由は、よくわからないんだけど。
たぶん、目新しい情報が少なかったのかな。確かに書いてあることはわかりやすいし、なるほどと思うんだけど、そういうことは今まで読んだ本にも書いてあったことなんだよね。

ただ、トークとブログとの関係とか、アドリブの考え方などは、私にとっては新しい視点だった。
この手の本を読んだことのない方には、100%お勧めしたい本である。
この手の本を何冊か読んだ方にも、お勧めはできる。いくつかは新しい情報が得られるのではないかと思う。

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2008/11/17

オトナ語の謎。

オトナ語の謎。
著者:ほぼ日刊イトイ新聞
監修:糸井重里
★★★★★
※私が購入したのは単行本ですが、上記は新潮文庫版へとリンクします。

ほぼ日刊イトイ新聞発のものは、「言いまつがい」なども好きだが、まずはこちらからご紹介。
「オトナ語」というのは、いわゆる「業界用語」なんかも含んでいたりして、サラリーマン(特に営業関係かな?)特有の言葉遣いを指す言葉のようだ。
たとえば、最初の一つ目は次のような言葉。

***以下引用***

『お世話になっております』
オトナの世界はこのひと言より始まる。いわば「お世話になっております」はオトナの世界における万物の始まりといっていい。使いかたの基礎を述べるとすると、ほんとうにお世話になっているかどうかは関係がない。
とにかく、開口一番、あっという間にそう述べるべきだ。
「お世話になっております」
そう、たとえあなたがまるでお世話になっていなくても。
「お世話になっております」
むしろオレがおまえをお世話しているのだと思っても。
「お世話になっております」
あなたと私は絶対に初対面ではあるけれど。
「お世話になっております」
たとえ先方の電話に出たのがベッカムだとしても。
「お世話になっております」
たとえメールを送る相手がローマ法王だったとしても。
「お世話になっております!」

***引用終了***

こんな感じで始まる。
確かに職場で電話に出ると、たとえどこの誰であっても「お世話になっております」と言ってしまうかも...。
以下こんな感じで、「よろしくお願いいたします」「おはようございます」「お疲れさまです」と続いていくのだ。
オトナ語をただ普通に並べただけじゃなく、うまいツッコミ解説が入っているのも◎。

ところどころにあるコラムも面白い。
「男女の別れをオトナ語でアレンジ」などでは、

***以下引用***

『別れの提案』

「いつもお世話になっております。えー、さっそくではございますが今回は、お別れのご提案でございます。といいますのも、先日ワタクシ夏期休暇を利用いたしまして郷里に戻ってまいりました。その際にですね、今年のゴールデンウィークの帰省のときについナニした同窓生、え、こちら仮にA子さんといたしましょう。彼女からですね、そのー、ジュニアができた、というご報告を受けまして。もう時期が時期だけに物理的に待ったナシとのことで、きんきんに身辺整理し、その結果をフィードバックするようにというのが先方さんのご要望でして...。ここはひとつ泣いてくれませんか」

***引用終了***
(長文引用、失礼!)

この返事もまたオトナ語でアレンジされているのだが、本当に「コミカル」という言葉がピッタリである。
昔話のオトナ語アレンジもお薦め。

日本語なんだか外国語なんだか不明な変な言葉。それが「オトナ語」。
単語、単語の意味はわかるけど、結局何が言いたいんだか具体的にはわからない言葉。それが「オトナ語」。
ツボにはまるといきなり大爆笑!になりかねないので、人前で読むのは避けた方がよいのではないかと思う。

なるはやで次の記事サクッと仕上げちゃいますんで、もしアレなら、明日(ミョウニチ)も当ブログをご高覧くださいますと、こちらといたしましてもモチベーションが上がって、毎日更新するということに特化したブログをご提供できますので、ウイン・ウインの状況でお互いハッピーな感じになるかと存じますが...、どうですかね?

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