ビッグ4
ビッグ4
著者:アガサ・クリスティ
翻訳:中村妙子
解説:若島正
★★☆☆☆
基本的に、スパイものは、あまり好きではない。
この本は、ポアロものには珍しくスパイ・スリラー仕上げになっている。
ポアロものじゃなかったら、よかったかも。
ポアロが好きなだけに、そう思った。
謎の犯罪組織「ビッグ4」の世界征服という野望を打ち砕くべく立ち上がったポアロだが、直接対決の前に、いくつかの小さな事件が起きる。
そのいずれも、ビッグ4に関係のある事件ではあるのだが、なんだか細切れにされたお話を無理矢理くっつけたよう。
ストーリー全体を通しての流れというのが感じられなかった。
それもそのはず、この話って、もともと短編だったものを一つの話に作り直したものらしい。
短編のままの方がよかったんじゃないかな。
一つ一つのエピソードは、それなりに楽しめたし。
で、なんだか話が大きすぎて、リアリティがないというか何というか...。
相手が「世界征服をたくらむ」組織なのだから、壮大にならざるを得ないんだろうけど。
リアリティがないといえば、ポアロの勘、良過ぎ。
「いくら灰色の脳細胞が優秀でも、なんでそこまで読めるのよっ」ってところが気になった。
『ゴルフ場殺人事件』が解決した後、アルゼンチンに旅立ったヘイスティングズが、久しぶりに帰ってきた。
ポアロの好敵手でもあり好意を寄せる女性でもある、ロサコフ伯爵夫人も登場。
そしてなによりも、この物語の目玉はポアロの双子の兄弟アシール・ポアロ!
エルキュールはヘラクレス、アシールはアキレス。
両方ともギリシャ神話の英雄だ。
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コメント
ビッグ4は読んだことありませんでした。
ポアロに兄弟がいたなんて・・・!!
あがささんは、いろんな本を
読まれていますね。
毎日、更新が楽しみです♪
投稿: エム | 2008/10/02 08:09
初めまして。あなた様のボトルメールが私のブログに流れ着きまして、訪問しました。
クリスティも読みますが、私はどちらかといえばクイーン派で、国名シリーズ10冊(『ローマ帽子』『フランス白粉』『オランダ靴』『ギリシャ棺』『エジプト十字架』『アメリカ銃』『シャム双生児』『チャイナ・オレンジ』『スペイン岬』『日本庭園の秘密』)を何年かの時間をかけてですが読破しました。クリスティ作品がアニメ化されたように、クイーン作品もアニメ化してほしいと思っています。
同時に全国ネットでドラマ化してほしいと思っているのは有栖川有栖先生の作品群です。漫画にはよくなっているんですけれど、本格的なドラマ化というのはなかなかやってくださらなくて。
そういえば10/4はガリレオΦ(エピソード・ゼロ)のテレビ放送と、映画『容疑者Xの献身』の上映開始ですね。10/17辺りから同じ東野圭吾先生原作の『流星の絆』のドラマもスタートしますし。
でも私、読むのは推理小説が多いですが、書くのは伝奇ものが多いんですよ^^;
投稿: ありさ | 2008/10/02 18:11
エムさん、こんばんは(^^)
ポワロに兄弟...。
果たして「居た」のでしょうか(^^?
これは読んでからのお楽しみですね♪
更新を楽しみにしてくださっている方がいらっしゃるなんて、とっても嬉しいです(^^)
ご紹介できる本は、文字通り山のようにありますので、どうぞお楽しみにしていてくださいね~♪
投稿: あがさ | 2008/10/02 21:20
ありささん、初めまして&いらっしゃいませ(^^)
初めてのボトルメールからのお客様で、とっても嬉しいです♪
私もクィーンは、ドルリー・レーンシリーズのX、Y、Zの悲劇を読みました。
あと残すは「レーン最後の事件」ですが、まだ開くことなく手元であたためているところです(^^;
国名シリーズというのもあるのですね。また、楽しみが増えました♪
ありささんは創作活動もやってらっしゃるんですか?
伝奇ものというと...、どんな感じなのでしょう?
今度、ゆっくりとブログにおじゃましたいと思います(^^)
投稿: あがさ | 2008/10/02 21:29