書籍・雑誌

2009/01/28

ほんわか!

ほんわか!本についてわからないこと、ねほりはほり!
著者:北尾トロ
★★★☆☆

キャッチフレーズが「本についてわからないこと、ねほりはほり!」
こりゃ買わなきゃいけないと思うでしょ。一応、趣味は読書ですって言ってるんだから。
さて、開いてみると内容は、本まわりの謎について調べたもののレポート。
第一章「カラダを張って、ねほりはほり!」
その第一弾が、「読書好きはもてるのか?」
「カラダを張って」というとおり、スタッフが出会い系のパーティで本好きをアピールするのだ。そして、お相手の反応を見る...と。
内輪ウケっぽい要素があって、このあたりで「あれ?この本は失敗か...?」と思った。

がしかし、多少我慢をしながら読み進めるに従って、「お、こりゃ面白い」に変わった。
第一章のなかで、読まれた本は、どのような一生をとげるのかについて、本当にねほりはほり体当たりで調査している。古本屋で売ってみたり、はたまたチリ紙交換屋になってみたり。

読みながら、「あぁ、この人は本当に本が好きなんだなぁ」と感じた。本に対する愛情が、本書全体に溢れているのだ。

日本の漫画(ここでなぜ「天才バカボン」「ドラえもん」「いじわるばあさん」を選んだのだろう? 選んで正解!だけれども)を、外国人に読んでもらって、リアクションをチェックし、日本のギャグは世界共通なのだろうかというギモンの答えを探してみたり、はたまた自分がNYに行ってみて、日本でさんざん探したけれどみつからなかった洋書を探してみようとしてみたり。しかもNYに精通している人間が同行している訳ではないのに。まさに珍道中である。

そして、阪神淡路大震災の1年後、「本・読書」についてアンケートを実施。被災者の本に対する考え方で、どれだけの傷を負ったのか、少しだけれども感じることができた。

そんなこんなで、笑いあり、涙ありで、知識欲も満足させられる一冊。
最初の段階で投げ出さなくてよかったなぁとつくづく思う。

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